WordPressバージョンアップの不安を解消!その注意点と5つの確認事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

こんにちわ、家富です。

あなたはWordPressの
バージョンアップの通知が表示された際、
不安を感じることはありませんでしょうか?

「自分でバージョンアップして大丈夫なのか?」
「バージョンアップして不具合が起きないか?」

などと不安に思う方は非常に多いでしょう。

本日はそんなバージョンアップに関する
基本的な知識や具体的な方法についてお話ししていきます。

WordPressのバージョンアップとは?

WordPressは
オープンソースのソフトウェアですので、

今この瞬間も、
常に世界中のプログラマーによって開発が続けられていて、

脆弱性の修正や、不具合の修正、
新しい機能の追加などが休むことなく行われています。

その脆弱性の修正や、不具合の修正、
新しい機能の追加などが、

ある程度完了した(目処がついた)段階で、
WordPressの「バージョンアップ」が行われます。

バージョン管理とバージョンアップ

バージョンアップには
下記の2つがあります。

1、
軽微な機能の追加と不具合の修正を目的とした
「マイナーバージョンアップ」

2、
大きな機能の追加を目的とした、
「メジャーバージョンアップ」があります。

WordPressは3桁の
バージョン番号で管理されており、

例えば2016年11月現在の
最新バージョンの場合、

4.6.1(x.y.z)というバージョンが
最新バージョンになります。

バージョンアップの際に
数字がアップする場合、
x > y > z という順で、
変更内容が大きくなることを意味します。

例えば 4.6.1 から 4.6.2 になる場合と、
4.6 から 4.7 になる場合では、
後者の方が変更のスケールが大きくなります。

マイナーバージョンアップ

マイナーバージョンアップは
セキュリティホールの修正、
プログラムの不具合修正などが主な目的となり、
1ヶ月に1回くらいのペースで行われます。

軽微な修正や追加が多いため、
マイナーバージョンアップでは、
大きな問題が起こることはほとんどありません。

マイナーバージョンアップは、
さきほどの3桁のバージョン番号のうち、
主に z が変わるようなバージョンアップになります。

例)4.6.1 → 4.6.2 等

メジャーバージョンアップ

これに対してメジャーバージョンアップは、
3ヶ月〜6ヶ月に1回のペースで行われ、

大きな機能の追加があったり、
既存の古い機能の削除が行われたり、
画面デザインが一新されたりと、

大きな変更が多くなります。

その一方、
古い機能が使えなくなったりすることで、
今まで使っていたテーマやプラグインが
動かなくなる可能性が出るなど、
若干問題が発生することがあります。

メジャーバージョンアップは、
さきほどの3桁のバージョン番号のうち、
主に x や y が変わるようなバージョンアップになります。

例)4.6.1 → 4.7, 4.6.1 → 5.0 等

バージョンアップと不具合

「バージョンアップすると
 不具合が起こる」

と言われますが、
実際のところはどうでしょうか?

これについて
多くのバージョンアップに関わる
私からは「本当の話」と言えます。

先ほど解説した
メジャーバージョンアップの際に、
使っているテーマが古かったり、
使っているプラグインが古い機能を
利用している場合に、
不具合が発生することがあります。

メジャーバージョンアップの際には、
古い機能が削除されたり、
変更されることがあり、

プラグインやテーマが
その機能を使っていたりすると、
不具合が発生してしまいます。

また、
メジャーバージョンアップでは、
必要となるPHPの
バージョンなどが変わることがあります。

PHPやMySQLといった
ミドルウェアのバージョンが、

WordPressの必須とする
バージョンに満たないサーバーで
バージョンアップを行った場合などに、
やはり不具合が発生してしまいます。

以前にあった
大きなバージョンアップの際の
不具合の事例として、

3.1.4 から 3.2 になる際、
3.1.4 まではPHPのバージョン 5.1.6 が
利用できればよかったのですが、

これがPHPのバージョン 5.2.4 以上が必須となり、
動作させることができないサーバーが頻発しました。

テーマやプラグインが古い機能を使っているかどうかの確認方法

バージョンアップ時の不具合の原因として
「古い機能を使っているから」
ということをご説明しました。

では

「古い機能を使っているかの
確認はどうすればいいの?」

そんな疑問について
確認方法を紹介していきます。

WordPressでは
将来のバージョンアップに備えて、
「古い機能」を使っている場合に、
警告を出す機能が備わっています。

この警告を表示するには、
WordPressのデバッグ機能を
ONにする必要があります。

wp-config.php の WP_DEBUG を true に変更し、
サイトを確認してみて下さい。

※※ 注意 ※※

本番公開中のサイトでこれをやると、
警告表示などが
お客様に見えるところに表示されてしまうので、
セキュリティ上の大きなリスクになります。

実施する際はテストサーバーなど、
自分や社内の人間しか
目に触れない環境を用意して、
そこで実施するようにしてください。

本番公開中のサイトで
実施した結果については、
如何なる場合も弊社では
責任を負うことができませんので、
重々ご注意下さい。

※※※※※※※

所々に [ xxx is deprecated. since version yyy … ] と、
表示されていませんか?

この表示は、

「xxx という機能は、
WordPressのバージョン yyy から非推奨になったよ」

という警告なのです。

上記の xxx という箇所には、
非推奨となってしまった
WordPressの関数(機能)名が入ります。

yyy という箇所には、
WordPressのどのバージョンから非推奨になったか、
というバージョン番号が入ります。

ここで表示された xxx という関数(機能)は、
既に非推奨になっている機能のため、
将来廃止される恐れがあるのです。

この警告が出ても、
しばらくは機能が残されて
使えることが多いのですが、
逆にいつ廃止になって削除されても、
おかしくはありません。

もしこの警告が
テーマやプラグインで出ている場合、
テーマやプラグインを改造して、
その機能を使うことを止めるか、
違うプラグインに乗り換えるなどの
対策を行う必要があります。

バージョンアップをする前に確認&実施すること

メジャーバージョンアップは、
単なる機能の追加にとどまらず、

機能の削除や
対応するPHPバージョンの変更などが
発生している場合もありますので、

バージョンアップを行う前に
必ず以下の事を確認&実施してください。

1.
WordPressが必要とする
PHPのバージョンと、

サーバーのPHPバージョンの確認

2.
WordPressが必要とする
MySQLデータベースのバージョンと、

サーバーのMySQLバージョンの確認

3.
現在のサイトが古い機能を
使っているかどうかの確認

4.
WordPressファイルの全バックアップ

5.
データベースのバックアップ

マイナーバージョンアップの場合、
軽微な機能の追加とセキュリティ対策などが
主な修正内容になりますので、

そこまで大きな
不具合が発生する可能性は、
大きくありませんが、
念のため上記の確認と実施を
行っておくことをお勧めします。

上記のうち、
1.や2.を満たさないことが分かった場合、
サーバーの移管なども検討しましょう。

1.や2.を満たさない場合、
現状のサーバーで
バージョンアップを実施しても、
失敗するだけですので、
絶対に行わないで下さい。

稀に「WordPress完全対応!」と
謳ったサーバーがありますが、

バージョンまでは明記していないことが多いため、
必ずご自身で対応しているかを確認して下さい。


以前にWordPress3.1
までしか対応していないのに、
WordPress完全対応!と謳ったサーバーに、
実際に遭遇したことがあります。

3.については先ほど述べたとおり、
デバッグモードをオンにして、
非推奨の機能を使っていないか、
確認をしてみてください。

もし使っているようであれば、
バージョンアップで
削除される可能性がありますので、
必ずバックアップを取るようにして下さい。

4.と5.については、
3.による影響などで不具合が起きた場合に、
すぐに元に戻せるよう保険をかけておきます。

バックアップを「取り忘れてしまった場合、
不具合が起きたときに
取り返しが付かないことになるので、

バージョンアップ前には必ずバックアップを取り、
サイトが正常に動作することが確認できるまで、
バックアップは大切に保管しておきましょう。

バージョンアップで不具合が出てしまったら

・画面が真っ白になってしまった!
・管理画面にアクセスできない!
・警告がでて画面が崩れてしまった!
・etc…

そういった不具合が起きてしまった場合、
WordPressの専門知識が必要となり、、
自力で修正するのが難しくなります。

もし管理画面に
アクセスできるのであれば、
プラグインを1個1個停止させながら、
都度サイトが正しく表示されるようになるか
確認してみましょう。

もしプラグインが原因だった場合、
1.の作業の途中で、
正常な表示に戻ることがあります。

そうなった場合、
そのプラグインがWordPressの
バージョンアップについてこれていないため、
作者がプラグインをバージョンアップするのを待つか、
自分でそのプラグインを改造してしまうか、
違うプラグインを探す必要があります。

もしプラグインを全部停止させても、
エラー表示が出たり
サイトが表示されなかった場合、
テーマに不具合があるか、
それ以外の不具合が起こっている可能性が高いです。

速やかにバックアップを用いて、
バージョンアップ前のサイトを復元させましょう。

この不具合を修正するには、
WordPressとPHPの知識が必要になります。

もしご自身で作成されたサイトではなければ、
開発元に相談してみる必要があります。

補足:自動バージョンアップについて

WordPressには
バージョンアップを自動的に適用する
「自動バージョンアップ」が、
バージョン 3.7 から搭載されました。

この機能を使うには、
PHP側からWordPressの
全ファイルが書き換えできる、
という前提条件を満たす必要があります。

条件を満たしているのであれば
バージョンアップが配信された場合に、
自動的に本体のバージョンを更新してくれます。

標準的には「マイナーバージョンアップ」のみが
自動バージョンアップで適用されるのですが、
設定によっては「メジャーバージョンアップ」も、
自動バージョンアップで適用することも可能です。

非常に便利な機能の反面、

例えばWordPressの
本体ファイルに手を加えていたり、

シビアなバージョン依存がある
プラグインを使っていると、

自動バージョンアップの
後に不具合が出ることがあります。

本来はオンにしておいた方が良いのですが、
どうしても不要であったり、
メジャーバージョンアップも自動で適用したいという、
怖いもの知らずな方は、
下記のページを参考に最適な設定にしてみてください。

WodPressCodex

さいごに

いかがだったでしょうか?

今回はWordPressの
バージョンアップについて、
基本的な事柄をご紹介しました。

運用中のサイトに不具合が起こって
サイトが見られなくなってしまうことで、
大きなトラブルに繋がることがあり、

どうしてもバージョンアップは
二の足を踏む傾向にあります。

しかしWordPressも
日進月歩で進化しており、
またセキュリティホールなどの対処もあるため、

できる限り最新版で運用した方が、
安全な運用ができるようになります。

バックアップを取って、
互換性の確認が取れていれば、
バージョンアップも、
そんなに怖いことではありません。

信頼性の高いウェブサイト運営を続けるためにも、
バージョンアップが不安で二の足を踏んでいた方は、
この機会に検討してみてください。

参考までに、
私たちが掲げる制作ポリシー

「プラグインを極力使わない」

というのは、こういった
バージョンアップの不具合を、避けるため
でもあります。

バージョンアップも怖くない、
保守性の高いWordPressの開発に興味がありましたら、
是非ご相談ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*