WordPressをバックアップから復元する方法

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WordPressの今後(未来)

今日はバックアップからの復元について、詳しい内容をご説明したいと思います。

前回書いた記事「Web担当者必見!プロが教えるWordPressのバックアップ術」でもご説明させていただいた通り、WordPressは2つのデータで構成されています。

ひとつはFTPでアクセスして確認することができる、PHPプログラムやアップロードした画像などのファイルデータ

もうひとつはMySQLデータベースに格納されている、設定や投稿などのSQLデータになります。

こちらの2つをバックアップしておくことで、いつでもバックアップをしたときの状態に、復元することが可能になります。

それでは、実際のバックアップからの復元方法について、詳細をご説明いたします。

ファイルの復元

まずは最初にご説明した2つのデータのうち、プログラムや画像などのファイルデータを復元します。

まず、WordPress本体をオフィシャルサイトなどからダウンロードして、FTPなどで設置先のサーバーにアップロードします。

本体のファイルが全てアップロードし終わったところで、次にバックアップしておいたデータを上書きでアップロードします。

WordPressの必要なファイルデータは「Web担当者必見!プロが教えるWordPressのバックアップ術」で、下記の位置にあるとお伝えしました。

  • /wp-content/themes/{テーマ名}/
  • /wp-content/plugins/
  • /wp-content/uploads/
  • /wp-config.php

上記の【ファイルデータ】一式を、上書きする形でサーバーにアップロードしてください。

この際、バックアップの際にも確認していますが、サーバーへ接続する際の文字コードは、必ずUTF-8とすることを忘れないで下さい。

バックアップファイルに日本語が含まれている場合など、日本語のファイルが含まれている場合に、後から参照できなくなったり、リンク切れが発生したりするなど、正しく復元ができなくなる恐れがあります。

データベースの復元

ファイルの復元が完了したら、次はデータベースを復元します。

バックアップの際に取得しておいたSQLファイルを用意し、PHPMyAdminなどのデータベース管理ツールを立ち上げ、SQLファイルをデータベースに書き戻します。

既存のデータベースなどに戻す際に、既にWordPressがインストールされている場合など、wp_ といったプレフィクスが被っていないかなども、注意して復元して下さい。

なお、復元先のMySQLデータベースがバックアップを行ったMySQLデータベースより古かったりすると、utf8mb4といった新しいエンコーディングを使っているデータを復元することができません。

この場合、若干の文字化けが発生する可能性がありますが、SQLファイル内ににある「utf8mb4」という文字列を、一括置換などで「utf8」に書き換えることで、書き戻すことが出来るようになります。

もしドメインが変わっていたら

バックアップを元に戻す際、例えば本番サイトではなくテストサイトにまず復元する場合など、バックアップしたときとドメインが異なる場合があります。

通常、WordPressはインストールしたときのドメインを、データベースの中に情報として保持しており、URLの生成などに利用しています。

また、各投稿の中に画像を配置した場合なども、ファイルをアップロードしたときに、WordPressに設定されているドメインが、絶対パスとして利用されるようになっています。

ですので、バックアップした時とドメインが違うサーバーにファイルやデータベースを書き戻しても、そのままでは正常に動作しません。

この場合、ファイルの復元とデータベースの復元を行った後、データベースの書き換えを実施する必要があります。

しかし、ここで注意しなければならないことがあります。それは、データベース管理ソフトの置換機能などは、絶対に使ってはならないということです。

WordPressは内部で配列などのデータを、シリアライズしてデータベースに保存するようになっているからです。

シリアライズされたデータは非常にもろく、不用意に書き換えてしまうと、データそのものが壊れてしまい、正しいデータを読み出すことが不可能になります。

そこで、WordPressのURL変更用に開発された専門のツールを使って、データベース内に記載されているドメインの情報を、新たなドメインに書き換えてあげる必要があります。

書き換えの詳細な手順については、詳細に説明した記事を私個人のブログに投稿しておりますので、ご参照ください。

WordPressを設置したドメインや設置ディレクトリが変更になった場合に、たった5分で全てのURLを書き換える方法

動作確認

  1. ファイルのアップロード
  2. データベースの書き戻し
  3. ドメインの変更(必要な場合のみ)

が完了したら、いよいよ動作確認です。

復元したサイトにアクセスし、問題なくサイトが表示されていれば、復元は完了です!

もし上記の手順で正しくサイトが動作しない場合、以下のような原因を洗ってみて下さい。

  • FTPでファイルをアップロードしたときの文字コードはUTF8だったか
  • データベースの接続情報が変更されていないか
  • PHPファイルや、wp-content ディレクトリのパーミッションは正しいか
  • サーバーのPHPバージョンやMySQLデータベースのバージョンが変わっていないか
  • ドメインの書き換えは正しい点順で行ったか

さいごに

いかがだったでしょうか?

これでWordPressのバックアップの方法と、復元の具体的な方法をお伝えすることができました。

現在はバックアップ用の便利なプラグインなどがあるため、あまり意識することはないかもしれません。

しかしながら、具体的な方法を知っておくことで、プラグインが利用出来ない状況などでも、大事なデータを守ることが出来るようになります。

サイトを運営する上で一番大事な財産である「データ」ですから、ご自身でしっかり守っていく方法を身につけておきましょう。

便利なバックアッププラグイン

私が実際のサイト運用で利用している、便利なバックアッププラグインを紹介します。

それは「UpdraftPlus」というプラグインです。

このプラグインは一時期流行したBackWpUpなどと同様に、多機能なバックアッププラグインですが、なにより便利なのは「復元」までもボタン1つで行えること。

他のプラグインではバックアップのみで、復元は手動で・・ということが多いのですが、このプラグインはどちらも対応できるため、何かあった際には非常に手軽にサイトを復元することが可能です。

マルチサイトで運用する際などは、別途費用を支払ってプレミアム版を購入する必要があったりするのですが、シングルサイトで利用する場合にはフリー版で問題ありません。

バックアップの取得などにお困りの際には、こちらも是非お試しください。

 

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