WordPressの管理画面が使いづらくてちょっと心配・・

最近、よくこんなお問い合わせを頂くことがあります。「WordPressって管理画面が使いづらいので、ちょっと心配です」このご意見、ごもっともです。

昨今、WordPressでブログを書くだけという需要は、あまり多くありません。

どちらかというと「サイト全体を管理するCMS」としての使い方や、「会員専用の仕組み」を用いた、ポータルサイトのような使い方が、とても多くなってきています。

どちらの場合もWordPressの管理画面を使って、投稿や設定などの管理をするのですが、日頃PCを使い込んでいる方や、ブログの投稿に慣れている方からすれば、
何のことはない、シンプルでわかりやすい管理画面でしょう。

しかし、全く知識の無いPC初心者の方や、ブログを書いたことの無い方などからすると、WordPressの管理画面は以外とごちゃごちゃしていて、わかりづらい印象を与えてしまうのです。

▼以外とカスタマイズできる「管理画面」

WordPressは非常に拡張性の高いブログシステムなので、管理画面も実は簡単にカスタマイズできてしまいます。

メニューを増減したり、投稿画面の入力フォームをカスタマイズしたり、新しい設定画面を設けたり・・・。

僕らもこのカスタマイズ機能をフルに活用して、
お客様にできるだけ使いやすい、管理しやすいCMSになるように、いつも努力させて頂いています。

しかしながらこのカスタマイズは、結局もともとのWordPressの画面に、項目を追加したり隠したりするカスタマイズが基本なので、根本的な「わかりづらさ」を解消するには至りません。

デザインの基本部分などからカスタマイズしようとすると、WordPressの「拡張性の高い管理画面の仕組み」が逆に邪魔をします。

非常に複雑な管理画面をゼロから理解しなくてはならず、またWordPressのコア機能に手を入れる羽目になり、メンテナンス性をさげ、さらにセキュリティホールになる可能性も出てきてしまいます。

▼だったら作ってしまえ!

そこで、僕らが提案する方法は
「独自の管理画面を作ってしまえ!」
と言うことです。

WordPressは管理画面の機能も、基本的には1つ1つが「関数」で作られていますので、どんな関数が何をするのかさえわかっていれば、管理画面さえも「固定ページ」などで作ってしまうことができます。

ということは、管理画面用のスタイルシートや画像などを、テーマの一部にに含んでおき、固定ページを使って管理画面に必要なページを用意してしまえば、そのままそれを管理画面として利用できるのです!!

URLの構造なども普通の固定ページと同じように設計できますし、アクセス制限なども、ユーザーがログインしているかをチェックする関数、ユーザーがどの権限を持っているかの関数などを使えば、簡単に実現できてしまいます!

ユーザー登録やパスワードリマインダーでさえ、関数を使って作ることができるので、管理画面の機能は殆ど独自に再現ができてしまうのです。

▼デザインはどうなるの??

上述したように、独自の管理画面は「固定ページ」を使って作ります。
そのため、デザインはどんなものだって利用することができます。
僕らがよく使う方法は、以前「Twitter Bootstrap」と呼ばれていた、Twitter社が作成したHTMLフレームワークです。

[Bootstrap] http://getbootstrap.com/

このフレームワークは、入力フォームやダイアログなどの表示、ボタンのデザインなど、管理画面に最適なスタイルが最初から用意されているため、ちょっとHTMLを書けばすぐに「それらしい」管理画面ができてしまいます。

またなにより、レスポンシブデザインに対応しているため、WordPressの管理画面をスマフォからでも取り扱えるようになります!
(WordPress3.9からは標準の管理画面も対応していますね)

デザインも非常にシンプルで、不必要なものの一切無い、使いやすくてわかりやすい画面を作成することができます。

▼同じような機能が再現できるの??

作り方によって、WordPressと殆ど同じような機能を、
取り付けることができます!!

・・・のですが、
逆に、WordPressにある機能を「制限する」ことが、
独自の管理画面を作る最も大きなポイントです。

これは、

「WordPressの管理画面が使いづらい=ごちゃごちゃしている=機能が多い」

というのが一番の問題なのです。

なので、使いづらいというお客様への最適解は、

「機能を絞ってシンプルにする」

ということ!

WordPressと同じ機能を再現するのなら、
「WordPressの管理画面でいいじゃん?」ってことになりますね^^;

不必要なデザインを無くし、必要な項目だけをシンプルに実装する。

それだけでも十分に利用価値がありますが、通常の管理画面には無い「入力チェック」を用いると、さらに親切な管理画面になるでしょう。

管理画面にも手間をかければ「入力チェック」を付けることができますが、非常にコストがかかってしまいます。

独自管理画面ならこの機能を簡単に実装することができるので、入力させたくない内容や、必ず入力させたい内容などを、簡単にさらに詳細に、取り付けることができるのです。

▼実際の例ってあるの?

いくつかご紹介させて頂くと、下記のような事例があります。

1. 会員向けのサービスを独自管理画面で展開

登録されている「会員」宛に、一括でお問い合わせを行うことができるサイトを作成させて頂きました。

一般の方が「会員」に問合せをすると、その問合せ内容などが「会員」に送信され、会員さんはウェブ上でその内容を確認することができます。

この「会員さんが使うウェブの機能」を、独自管理画面で作成しています。

会員さんはWordPressのある固定ページにアクセスすると、ログイン画面が表示され、会員登録の際に入力したIDとパスワードを入力することで、「マイページ」にアクセスできるようになります。

マイページでは、今までのお問い合わせ一覧を表で確認でき、クリックすることで詳細を閲覧することができます。

また、自分の登録内容を確認できる「プロフィール確認画面」や、管理者に対して問合せを行う「管理者への問合せ」といった機能を用意させていただきました。

利用する会員さんは一切WordPressの画面を利用しないため、「全くWordPressとはわからない」けれども、中身はWordPress、といった状態で運用が可能になっています。

2. レストラン紹介サイト

レストランをカテゴリーや地域から検索できる、
ポータルサイトを作成しました。

このサイトではレストランが、
自分のお店を任意に会員登録することができ、サイトに掲載することができるようになっています。

1.の例と同様に「レストラン」が使う管理画面は、全てのページを独自に用意させて頂いており、ログイン後のマイページからはいろいろなことができるようになっています。

例を挙げると、マイページからは「レストランの概要」を編集でき、また、レストランからのお知らせを投稿することができます。

さらに、クレジットカードを使って「ポイント」を購入することで、サイト内に掲載できる「クーポン」を登録したり、「メニュー」を投稿することができるようになります。

クレジットカードでの支払連携なども、わざわざ「Welcart」などのプラグインを導入せず、テーマの機能だけで、シンプルに連携することが可能です。

会員さんの各状態は、管理者が使うWordPressの画面からも、管理することができるようになっています。

▼WordPressでできないことはない!!けれど・・

いかがだったでしょうか?

独自管理画面の可能性は本当に無限大で、WordPressを1つのフレームワークとして取り扱えるため、その他のフレームワークでできるようなことなら、殆ど同じように実装できます。

ただし、CMSとしてWordPrsesを使うメリットというのは、

「管理画面が最初から用意されているのでコストが低く済む」

といった部分が大きいため、全くWordPressの画面を使わないというのであれば、WordPressを使うメリットは薄いといえるでしょう。

そういった場合には、他のCMSやフレームワークが利用できないか、選択肢を考えてみるのも一つの手段です。

どのCMS・フレームワークにもメリット・デメリットはありますので、なんでもかんでも「WordPressで済ませる」というのは、正直あまり良いことではありません。

適材適所のフレームワークを用いることが、システム開発を効率よく進める方法となりますので、その点だけは絶対に忘れないでください!

独自管理画面が最も「生きる」のは、先ほどの事例にあったように、「管理画面は管理者が使うけど、会員機能はWordPressを使わせたくない」といったパターンです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

インスパイアデザインの取締役兼、エンジニア。WordPressのテーマ・プラグイン開発を年間100件以上、独自のフレームワークを用いて開発をしています。