WordPressECプラグイン「WooCommerce」とはなんなのか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

こんにちわ、家富です。

WordPressでショッピングカートを作成するということについて、僕らはずっと懐疑的な立場を貫いてきました。

なぜかというとセキュリティ的な問題や、プラグインの複雑性から、どうしても不具合が出やすいという懸念点があったからです。

昨今ではAPI連携が出来る外部ショッピングカートがあるため、そちらと連携することでショッピングサイトの制作、といったことを行うことはできたのですが、やはり外部サイトであるために複雑なカスタマイズができない、という欠点がありました。

WordPressでショッピングカートというと、WelcartとWooCommerseというプラグインが二大巨頭になっています。

このうちWelcartは日本でWordPressのカートとしては、それなりに利用されている会社様もあるのですが、
相性問題によって使えないプラグインなどが出てしまうことがあり、また非常に複雑なプラグインであるうえ、一つの企業が開発しているという状況のため、カスタマイズに関する情報も少なく、安全にカスタマイズするには、プラグインを解析するレベルの知識が必要とされます。

そういった状況を鑑みて、私たちは懐疑的な立場を取ってきました。

しかしながら昨今、WooCommerseというプラグインでのカート制作が、非常に便利で簡単であるというウワサを聞きつけ、どういった物かを調べてみたので、簡単にまとめてみました。

そもそもWooCommerseとは

WooCommerseはアメリカのAutomattic社が開発する、WordPress上でショッピングカートが動作するプラグインです。

Automattic社と聞いてピンと来る方も居ると思いますが、このAutomattic社、wordpress.comを運営する会社で、代表のマット・マレンウェッグさんは、WordPressというオープンソースプロジェクトを始めた1人です。

要は、WordPressの生みの親が作った会社から、リリースされているオフィシャルプロダクトのようなプラグイン、それが「WooCommerse」です。

WooCommerseの開発

WooCommerceはWordPressのプラグインとして、上記のAutomatticが開発を主導していますが、普通にGithubのプロジェクトとして立ち上げられており、誰でも開発プロジェクトに参加することが出来ます。

気になる不具合があればコードをコミットすることもできますし、わからないことがあれば開発者に直接質問が出来ます。

オープンソースの素晴らしいところはまさに上記で、利用する開発者全てが、その成長に貢献できるところです。

WordPress本体もまさにそうですが、セキュリティ的な問題や、プラグインとの相性問題など、世界中の開発者がコードをコミットすることで、より不具合の少ない、堅牢性の高いソフトウェアができあがっていきます。

実際にWooCommerseの開発は、「他のプラグインと干渉しない安全性の高いもの」をモットーに作成されているそうです。

また、開発に関わるドキュメントは、一式がCodexという形でまとめられており、多少英語が出来れば、詳細な設計書が読めます。

プログラマーにとってこの「設計書」があるかどうかというのは、非常に大きな問題で、カスタマイズや内部動作に関する情報があるだけで、理解に関するスピードが100倍くらい違います。

何をどうすれば何がカスタマイズできるのか、というのが開発元から提供されているというのは、非常に大きなポイントです。

WooCommerseの利用者数

日本でのWooCommerseはまだまだ利用者が多くありませんが、世界中を対象に見てみると、なんと世界のショッピングサイトのおよそ40%が、WooCommerseで運用されているというデータがありました。

https://trends.builtwith.com/shop
※左の「SearchChartData」から「The Entrie Internet(ウェブ全体)」を設定してみてください。

世界中の40%というのはとんでもない数字です。それだけ多くのユーザーが、WooCommerseを利用しているということです。

利用者数が増えれば開発者が増え、開発者が増えるほどオープンソースは盛り上がります。

良い循環が生まれている環境ということになり、今後の開発においても、期待が持てる状況になります。

WooCommerseの使い勝手

実際にどんなものか、私たちもWooCommerseを使ってみて、色々と試してみています。

決済に関して

まず気になる決済手段ですが、

  • Paypal
  • Stripe(クレジットカード決済)
  • 銀行振り込み
  • 代引き

といった決済手段が、最初から利用出来るようになっていました。

PayPalは聞いたことありますが、Stripeというのは最近出てきた決済手段のようです。

日本でも問題無く対応しているようなので、興味がある方は調べてみて下さい。

日本独自のZEUSやGMOペイメントといったものは、標準では存在していませんが、Woocommerseのエクステンション(プラグイン)として、第三者が開発した物が存在します。

ZEUS
https://ja.wordpress.org/plugins/woo-zeus/

GMOペイメント
https://wc.artws.info/shop/plugins/gmo-payment-gateways-plugin/

中小企業や個人のユーザーが簡単に始めたいと思えば、PayPal等でも十分でしょう。

どうしても日本独自の決済手段を利用したいとなった場合、上記のようなプラグインを使うことで、他の決済手段も利用することができそうです。

配送に関して

配送に関する内容もざっと確認してみたところ、日本を地域毎に任意に区切って、商品の種類毎に配送料を設定出来るようになっていました。

配送商品の種別やエリアについても、全て個別に複数作成することが出来るため、柔軟な送料計算を行うことができそうです。

商品に関して

商品に関しても通常のカートに引けを取りません。

まず、ダウンロード商品等の「デジタル商品」の販売が最初からできるようになっていて、ソフトウェア会社なども簡単に自社商品の販売ができます。

また、

  • 定期販売
  • 継続決済

といった販売方法についてもサポートをしているため、会員のみにサービスを行いたいといった場合の決済手段として、WooCommrseを利用することもできそうです。

商品は

  • 単一商品
  • バリエーション商品(サイズ違い、色違い)

といった一般的に考え得る販売方式は一通り揃っているようで、単純な商品販売サイトであれば、そのままでも十分使えます。

任意のカスタムフィールドを追加して、商品情報を追加することも出来るので、このあたりはWordPressの強みが十分に生かせる作りになっています。

さいごに

ざっくりとWooCommerseについて感じたことをまとめてみましたが、正直私たちも「大きな魅力」を感じています。

私たちがWordPressにショッピングカートをつけることに否定的であったのは、セキュリティの問題や、プラグイン同士の相性で拡張性が失われるといった問題で、「餅は餅屋」といった考えの基、分離を進めていました。

しかしながら、WooCommerseについては、開発元が提供するいわばオフィシャルなプラグインでもあり、他のプラグインとの連携やセキュリティ問題についても、しっかりと考え抜かれた製品に仕上がっているようです。

私たちとしては、他のプラグインに干渉せず、セキュリティ的に問題が無いのであれば、それを否定する根拠がありません。

WordPressに一瞬で堅牢性の高いショッピングカートを追加できるプラグイン、WooCommserce。

日本での知名度はまだまだですが、だんだんと検索数も増え、流行の兆しが見えてきました。

WooCommerseについては、これからも引き続き調査を進めたいと思います。

共有できる情報が見つかったら、是非シェアしていくので楽しみにしていて下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*